プロット時にseq関数を用いて係数変化を見る手軽な方法

数式の係数やパラメータの影響を見るには、グラフ化するのが一番わかり
やすい方法です。Maple では、式列を生成する seq 関数を用いると係数
変化の様子を手軽に観察することができます。 seq 関数は通常 seq(式, カウンタ=開始値..終了値) の表現を用いますが 簡易表現として $ 記号を用いることもできます。

> c$c=1..10;
1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10

この記述を用いれば、係数変化のグラフも次のように簡単に記述できます。

> plot({c*x^2$c=-30..30}, x=-1..1, view=[-1..1,-2..2]);

陰関数や3次元描画をはじめとして各種プロット系関数でも同様に用いるこ
とが可能です。

> plots[implicitplot]({(x^2+y^2=1/c)$c=1..30}, x=-1.2..1.2, y=-1.2..1.2);