3次元計測で板形状評価する場合の注意点

  1. 板の急峻度が小さい場合,高さ方向の計測誤差に対してデータのサンプリング間隔が小さい過ぎると,曲線の長さが大きくなり,急峻度が大きく評価されてしまう。移動平均等のフィルタリングが必要。数値微分と同じですね。
  2. 反りが大きくて急峻度を上手く評価できない時は,反り成分を2次式で近似し,その差を形状と見なすことである程度回避できますが,サンプリング長の中で波数が1つしかない場合,急峻度を1/2に過小評価する場合があるので注意。これはサンプル長のと同じ波長の正弦波と二次曲線の差の波形で振幅が半分になることをイメージすると分かる。